<< September 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

<< アンフェアな国 | main | エミリの小さな包丁 >>
トオリヌケキンシ
0
    評価:
    加納 朋子
    文藝春秋
    ¥ 1,512
    (2014-10-14)

    JUGEMテーマ:読書

    短編集。

    どれも病気に関わる作品。

    加納氏が急性白血病という病に侵された経験からなのかなと思ったり。

     

    トオリヌケキンシは子供の頃に場面緘黙症とい病気であった女子と

    環境の変化でひきこもりになってしまった男子の話。

     

    平穏で平凡で、幸福な人生は共感覚とい特殊な能力を持った女子の話。

    自分の能力について教えてくれてた生物教師との恋物語。

     

    空蝉は脳腫瘍になって激変してしまった母親と

    そのトラウマに苦しむ男子の話。

     

    フー・アー・ユーは相貌失認という相手の顔が認識できない男子と

    醜形恐怖の女子との恋物語。

     

    座敷童と兎と亀とは脳卒中の後遺症で

    半側空間無視になったおじいさんと孫娘を

    暖かく見守る兎野さんのお話。

     

    この出口のない、閉ざされた部屋ではセンター試験直前に

    急性骨髄白血病に倒れた男子と同じ病の女子の話。

     

    最後の物語にはトオリヌケキンシの二人

    平穏で平凡で、幸福な人生の葉山先生の板書

    空蝉の親子、フー・アー・ユーの二人が

    主人公伊藤君の夢に現れるし

    伊藤君は座敷童と兎と亀の長男、兎野くんの友人である。

     

    どのお話も暖かくてホロッとさせられる。

     

    しかしながら加納さんが今なおお元気であられる事が嬉しい。

     

    :BOOK::
    | - | - |
    スポンサーサイト
    0
      :-::
      | - | - |